私が0からアメリカの大学を卒業するまでにやった英語学習のまとめ

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初めて、アメリカの大学に進学しようと決意した高校3年生の秋、僕は中学生レベルの英語さえ理解できていませんでした。そこから、寝ても覚めても海外の大学に行くということしか考えられず、色々な英語学習の教材を使ってみたり、アプリを使ってみたり、ポッドキャストを使ってみたりと、たくさんの方法で勉強してきました。しかし、振り返るとあれもやらなきゃこれもやらなきゃと効率の悪い勉強や余計な出費をしてしまったこともあり、今回はこの経験を踏まえて最短ルートで効率の良い学習方法をご紹介できたらと思います。

外国語を学習する上で一番大切なのは『継続』ですが、同時に難しいのが言語学習は成果をすぐには確認できず、モチベーションを保つのが難しいということです。そこで、僕が学習中に特に意識していた学習の考え方と継続できた勉強方法は以下です。

【考え方】

1. 勉強と思わないこと

僕はとにかく勉強が嫌いでした。大学入学のための試験をパスしなければいけなかったため、最低限の対策はもちろん行いましたが、机に座って黙々と問題集を解くという勉強法はあまりしませんでした。その代わり、英語を使って何かをするということを、とにかくたくさん行いました。例えば、英語で小説を読む、英字新聞を買って読む、ドラマや映画を英語字幕で見る、映画のセリフを覚えて喋る、外国人と喋ってみるなど、普段日本語でも興味あることを英語でやってみることを意識しました。

 

2. とにかく音読をすること

英語学習に行き詰まっていた時、下記の本との出会いが英語力向上に劇的に役立ってくれました。この本に書いてあるハウツーと自分の性格に合わせた学習方法を確立できた時から、気分良く学ぶことができました。音読は、英語を英語の語順のまま理解する力や聴く力、話す力、発音などに全ての土台になる支えを創ることができる習得法だと思っています。

下記でも少しだけ紹介しますが、ご興味ある方は買って読んで見ると良い戦略を立てられるかと思います。もしくは、本と同じ内容が著者のウェブサイトにも載っています。

音読は外国語習得のための伝統的な練習法で、トロイ文明を発掘したシュリーマンも青年時代、複数の外国語をマスターするために、さかんに音読を行ったことを自伝の中で克明に記しています。

より詳しい音読の効果は、筆者のホームページを読めばさらに理解が深まると思います。

 

3. 完璧主義者にならないこと

何かを学ぶこと、特に言語学習において、完璧に全てを覚えるという罠にはまってしまうと絶対に上達しません。まずはとにかく量をこなし、高速に学ぶことが英語上達の最短コースを走ることができます。

また英語教材は限りなくあるので、これは自分に合っていないとか、あっちの方が評判良いからあっちをやろうなど思ってしまうこともあるかと思いますが、まずは一冊を決めて、そこから徹底的に学ぶとうプロセスの方が、絶対に効率良く学べます。

 

4. ゴールを意識すること

同じ英語の学習でも、目的によって学習法は千差万別です。検定などのTOEICや英検、アカデミックのTOEFL、とにかく喋れるようになりたい、とにかく読めるようになりたい、英語で新聞を読んでみたいなど、ゴールによって辿る道は異なります。ですので、ゴールを常に意識することは効率の良い勉強に必須となります。

 

 

【学習のやり方】

1. 中学生レベルの文章を完全に理解し、音読を繰り返す

冒頭で説明した通り、私は中学生レベルの英語の理解さえあやふやでしたので、まずは下記の本をを通して、中学生レベルの文法、語彙力、読解力、リスニング力など、英語の基礎を音読で徹底的に学びました。付属のCDを聴きながら、何回も何回も音読を繰り返し、文章はほぼ丸暗記するほどに音読をした気がします。

飽きっぽい自分は座って黙々と音読をするというよりは、部屋の中を歩き回りながら、音読をしてみたり、身振り手振り交えて音読してみるなど、勉強と思わないよう音読にトライしました。

 

2. 英文法を理解する

次に英文法の書籍を購入し、英文法のブラッシュアップをしていきました。本を全部覚えるというよりは、分からないところなどがあった場合にリファレンスのように使いました。個人的に、あまりにも評判が悪くなければ何でもいいと思いますが、僕の好きな書籍は下記です。

 

3. 基礎知識: 最低限の単語をまずは覚える

基礎のボキャブラリー力無くして、英語を効率良く伸ばすのは不可能です。結局、単語の勉強かよ!と思った方、ここはぐっと我慢して、単語をさらっと覚えちゃいましょう。ボキャブラリーで重要となるのは、短期記憶ではなく、長期記憶にすることです。なので、P01 ~ 30までを全部覚えたら次のセクションなどは絶対にやってはいけません。1週間ほどで記憶から抹消されていきます。長期記憶に刷り込む一番のやり方は、「一冊をとにかく高速に回し続ける」ということです。

例えば、2日で1冊を終えれば、1ヶ月で15週!もできることになりますよね。
ここでも重要なことは、付属のCDを聴きながら例文を音読しながら覚えていくことです。そうすれば、そんなに時間も掛かりませんし、単語も覚え、例文も覚え、発音も覚え、リスニングも鍛えられなんと素晴らしいでしょうか。私は、下記2冊を使いました。

 

3. 簡単な英語の小説を読む

さて、ここまで来れば読んでも聴いても、『理解できる = 勉強の成果が出始める』頃かと思います。私は、このフェーズから自発的に勉強というよりは、楽しいから続けるという自動操縦フェーズに入っていきました。私が、初めて読んだ小説は今も忘れられない『風とともに去りぬ』でした。

南北戦争下のジョージアを舞台に繰り広げられる、農園主の娘スカーレット・オハラの半生を描く大作。美貌と激しい気性を持ち、奔放な生き方をするスカーレットは、生涯3度の結婚をする。1度は恋敵へのあてつけのため、2度目は故郷の家タラを守るため、そして本当の愛を求めた3度目の結婚だったはずが……。悪化する戦争の影に怯え、苦難に直面しながらも、そのたびに強く逞しく乗り越えていく南部女性、スカーレット。その根底にはいつも、”Tomorrow is another day.” の精神があった。

もちろん、原文のまま読んだのではありません。ラダーシリーズという、使用する単語を限定して、やさしい英語で書き改められた小説を、まずは読破しました。初めて、英語で小説を全て読めたことはものすごく感動的で、英語を英語のまま理解できるという感覚に病みつきになった時でもありました。

その後、だんだんとレベルを上げたり、難しい本の場合はまずは日本語を読んでから、英語の原書を読み直したりもしていました。大学での地獄のリーディングもこの時の経験がすごく役に立ちました。

 

4. 海外ドラマ/映画を日本語字幕 ⇒ 英語字幕 ⇒ 字幕なしの順番で見る

小説を読むと同時に進めたのが、海外ドラマや映画などを日本語字幕でまずは内容を理解してから、次に英語字幕、そして字幕無しでも理解できるように訓練していきました。個人的に良く言われる英語が理解しやすい映画やドラマを見るよりも、自分が好きな作品を選んだ方が良いと思います。興味がない作品を3回も見るなんて、楽しくないでしょう?私は、下記の作品が好きで、セリフを覚えるぐらいに何回も見ました。オススメです。ちなみに、この映画に影響を受けて、−40℃のアラスカでオーロラを見たのはまたいつか書きます。

1992年アメリカ最北部、アラスカの荒野でクリストファーという若者の死体が発見された。裕福な家庭に育った優等生の彼が、なぜ全てを捨てて旅立ち、2年間の放浪の果てにアラスカで最期を迎えたのか。

 

最後に

言語を学ぶことは、世界の見え方を学ぶことだと思っています。プログラミングにしても、世界情勢にしても、第二言語にアクセスできるだけで圧倒的な情報に触れることができるし、様々な側面を知ることができます。私はもっと言語に限らず、もっと学んで私が持つ世界を見る色眼鏡をどんどん増やしていきたいと思っています。

1990年生まれ、山梨県出身。サンフランシスコ州立大学国際政治経済学部卒。サンフランシスコでは、デザイン会社にて、インターンを経験したことから、テクノロジーと起業に興味を持つ。その後、日本に帰国しIT系商社に入社。サンフランシスコやイスラエルテック系スタートアップの日本市場へのローカライズ業務に従事。1年3ヶ月の勤務を経て退職、プログラミングを学び、音声ツアーガイドアプリ「Pokke」を開発・運営。

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