【テクノロジー編】2017年3月に読んですごく良かった本3選

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最近、自宅近くに図書館を発見して、テンションが上がっているもっちです。図書館にある本は買わずに借りて読み、浮いた予算で違う本もしくは別なことに使えるようになったので、図書館って本当に偉大な存在だと思います。

思えば小さい頃も図書館が近くにあり、いつも通って本を読んでいたような気がします。図書館に恵まれていますね。

さて、今回は2017年3月に読んだ本の中で特に良かった本3冊を紹介していきたいと思います。ちなみに、今回図書館で借りた本は1冊目で紹介する『スティーブ・ジョブズ – 無謀な男が真のリーダーになるまで 上下』です。ありがたや。

 

1. スティーブジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで 上下


アップル追放から復帰までの12年間。この混沌の時代こそが、ジョブズを大きく変えた。人生最後の10年間に彼が示したビジョン、理解力、忍耐力は、いずれもこの時期に育まれた―。それは、どのようにしてなのか。元「フォーチュン」誌記者が、25年にわたる取材から、若きジョブズの苦闘を描く。-「BOOK」データベースより

見つけた図書館でぶらぶらと本を眺めていたら、「あっ!ずっと読みたかった本がある!」と発見して借りたのがこの本。上下巻があるので、結構ボリュームがあるのですがとても面白くてあっという間に読み終えました。

この本を一言で言うと、『半分天才、半分くそ野郎と言われる人の成長物語』です。もう少し詳しく言うと、神格化されがちなスティーズジョブズを1人の情緒豊かな人間として捉え直し、自身が創業した会社をクビになってから、ピクサー時代を経て、いかに苦しみ、長所を伸ばし、弱点を克服し、人間的に成長していったかを世界でも類を見ないスケールの舞台で描かれています。

亡き後、あらゆるメディアに載る話は『達成するためなら、全てを厭わない暴君』や『完璧主義』など破天荒なイメージで描かれますが、アップル復帰後のジョブズは厳しい反面もあったが、自身の弱点を上手くコントロールし、仲間を信頼し任せ、アップルを底なし沼から着実に成長に導いていったと著者は言います。

そこでキーとなったのは自身が創業した企業をクビになり、NeXTやピクサー時代の苦しみから学び、その経験を活かせたことが成功の秘訣になったと。この経験が無ければ、アップルを世界一の時価総額企業に育て上げられなかったのではないかと。

コンピューター産業の成り立ちも物語の中で描かれていて、純粋に勉強になりました。鳥肌無しでは読めないと思います。スタートアップを経営している、これから起業したいと思う方は、絶対に読んでおくべき一冊だと思います。

 

 

2. 逆説のスタートアップ思考


爆発的成長を遂げる組織を指す「スタートアップ」。起業や新規事業が求められる今、その方法論は高い価値を持ち、「日本が健全な社会を維持するために不可欠」と著者は主張する。なぜ今スタートアップが必要とされるのか?なぜ東大生はそれを学ぶのか?逆説的で反直観的な思考法であなたも革新せよ! -「BOOK」データベースより

ブログをよく読んでいたので、書籍化を知った時から楽しみにしていました。著者が『逆説のスタートアップ思考の読み方ガイド』という内容で書籍の読み方もまとめています。内容は、著者がSlideShareでも紹介している通り、超弩級のスタートアップが成功するには、

1.不合理なアイデアこそが合理的
2.良いアイデアは説明しづらい
3.難しい課題のほうが実は簡単
4.良いプロダクトの機能は少ない
5.多数のLike より少数のLove を
6.スタートアップのアイデアを考えてはいけない
7.競争は敗者の戦略—独占せよ
8.小さな市場から始める
9.スケールしないことをしよう
10.チームに多様性はいらない
11.会社化すると良くない
12.スタートアップに関する知識はいらない
13.やりたいことはやってみないと分からない

この13個が大事だと説きます。個人的に、5番の『多数のLikeより少数のLoveを』はプロダクトを運営していて、本当に大切なことだと実感します。

 

 

3. ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃


人工知能と「神の技術」を融合すれば、人間の寿命は500歳まで延びる!?遺伝子の改変によって、私たちの顔、身長、体型、性格、知能、運動能力は、望み通りに変えられる!?不老長寿を目指すグーグルやアマゾンが本気で取り組む「生命科学×IT」の可能性。- 「BOOK」データベースより

ゲノム編集と呼ばれる最新の遺伝子操作技術は『生命の設計図』と呼ばれる遺伝情報を人為的に編集できる技術です。例えば、かかりやすい遺伝病や病気、自身の体質から性格、どんな物事に強みを発揮できる能力があるかなどを遺伝情報から知ることができると言われています。

ゲノムは『ATGC』からなる文字列の羅列に過ぎません。これを編集するには、昔は長い時間と3000億円ほどの費用がかかっていました。しかも、成功するのかは神のみぞ知るという、あやふやなものでした。

しかしクリスパーと呼ばれる技術の登場により、30万円の費用でほぼ100%に近い確立で成功、そして短期間でできるようになり、ゲノム編集領域は『サイエンス』の世界から、『エンジニアリング』の世界へ足を踏み入れました。

本の内容としてはゲノムとは何か、クリスパーはどうやって作られたか、この技術はどんなことに使えるのかなど、様々な側面からゲノム編集を解説していますので、バイオテックに興味ある方は、読んで見ると良いでしょう。

この技術は少し恐い面もありますが、個人的に超わくわくします。花粉症を司るゲノムを今すぐ改変したい。

 

まとめ

今回は、テクノロジー領域の本を紹介しました。スティーズジョブズの本は、デファクトスタンダードと呼ばれる世界標準になったマイクロソフトの戦略とアップルの戦略が繰り返し対比として描かれます。個人的に次は、マイクロソフトの戦略を詳しく知りたいなと思い、『マイクロソフト戦記』と言う本を購入しました。読み終わり次第、こちらも紹介したいと思います。

 

1990年生まれ、山梨県出身。サンフランシスコ州立大学国際政治経済学部卒。サンフランシスコでは、デザイン会社にて、インターンを経験したことから、テクノロジーと起業に興味を持つ。その後、日本に帰国しIT系商社に入社。サンフランシスコやイスラエルテック系スタートアップの日本市場へのローカライズ業務に従事。1年3ヶ月の勤務を経て退職、プログラミングを学び、音声ツアーガイドアプリ「Pokke」を開発・運営。

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